2006年 11月 26日
刑務所で死を迎える無期懲役受刑者 |
以前取り上げた無期刑受刑者の増減を表にまとめてみました。
無期刑受刑者の増減
(新受刑者数-仮釈放者数-死刑確定数)に、新受刑者に入らない入所者数(仮釈放取消しによる復所者等)を加えて、仮釈放以外での出所者数(死亡者等)を引けば、年末在所者数の増減に一致するはずですから、年末在所者数の増減から(新受刑者数-仮釈放者数-死刑確定数)を引けば、(復所者等の数-死亡者等の数)となります。
表の一番右の欄(R)がその数ですが、以前はずっとほぼプラスだったものが、平成12年以降はマイナスになっています。マイナスになっているということは、死亡者等の数の方が復所者等の数よりも多いということですから、たとえば平成17年の死亡者等の数は復所者等の数+6名、平成14年であれば復所者等の数+11名となります。
したがって、仮に復所者等の数がゼロだとしても、平成17年には6名、平成14年には11名の死亡者等がいたことになりますし、もしその年に復所者等がいれば、その人数の分だけさらに多くの死亡者等がいたことになります。
死亡者等の全員が死亡者とは限りませんが、毎年それなりの数の無期刑受刑者が、刑務所で一生を終えているようです。
#「無期刑受刑中に死刑が確定した場合」で、昭和51年~平成17年に無期刑の仮釈放中に犯した罪で死刑が確定した者は10名と書いていましたが、正しくは11名でした。
無期刑受刑者の増減
(新受刑者数-仮釈放者数-死刑確定数)に、新受刑者に入らない入所者数(仮釈放取消しによる復所者等)を加えて、仮釈放以外での出所者数(死亡者等)を引けば、年末在所者数の増減に一致するはずですから、年末在所者数の増減から(新受刑者数-仮釈放者数-死刑確定数)を引けば、(復所者等の数-死亡者等の数)となります。
表の一番右の欄(R)がその数ですが、以前はずっとほぼプラスだったものが、平成12年以降はマイナスになっています。マイナスになっているということは、死亡者等の数の方が復所者等の数よりも多いということですから、たとえば平成17年の死亡者等の数は復所者等の数+6名、平成14年であれば復所者等の数+11名となります。
したがって、仮に復所者等の数がゼロだとしても、平成17年には6名、平成14年には11名の死亡者等がいたことになりますし、もしその年に復所者等がいれば、その人数の分だけさらに多くの死亡者等がいたことになります。
死亡者等の全員が死亡者とは限りませんが、毎年それなりの数の無期刑受刑者が、刑務所で一生を終えているようです。
#「無期刑受刑中に死刑が確定した場合」で、昭和51年~平成17年に無期刑の仮釈放中に犯した罪で死刑が確定した者は10名と書いていましたが、正しくは11名でした。
by l.aquarius
| 2006-11-26 06:24
| 刑事